「素晴らしい一日」を観て・・・
この映画は、原作が平安寿子さんの短編小説で、一年前に別れた男女のある一日の物語です。
結婚も逃し、仕事も失ったヒス(チョン・ドヨン)は元彼のビョンウン(ハ・ジョンウ)の元を訪ね、貸したままになっていたお金を今すぐ返してほしいと迫ります。
ビョンウンは口では返すと言うけれど、相変わらず甲斐性がなく信用出来ないヒス。
彼女はお金を工面するために奔走する彼に付き合うことに……。
まず、二人の演技がとても素晴らしい!!
演技力に定評のあるチョン・ドヨンはもちろん!ハ・ジョンウも素晴らしい!!
チョン・ドヨンは、最初はこのどーしようもない男にイライラしてるんだけど、時間の経過とともに彼を理解していく様がうまーく表現されてます。
特にたくさんセリフがある訳でも、アクションがある訳でもないので、表情とか間で表現していて、それがちゃんと伝わってるからすごい!!
そして、ダメ男のようでいて、どこか憎めない温かみのあるビョンウンという人物を、魅力的に演じているハ・ジョンウ!
最初はヒスと同じく、いい加減なビョンウンにイライラするんだけど、物語がすすんでいくうちに、魅力的な男に見えてくるの!!
何だかほっておけないような・・・「ダメなヤツなんだけど、根はホントにいいヤツなのよ~」って感じ^^
観終わった時に、暖かい優しい気持ちで満たされるような素敵な映画でした