いやおうなしに @ PARCO劇場
私は全然知らなかったのですが、面影ラッキーホールという日本のファンクロックバンドがいて、このバンドの曲にあわせて、脚本を書いたそうです。
あまり扱わないようなリアルな題材で物語性のある歌詞になっていて、昭和歌謡っぽい感じのメロディでした。
なんか頭に残っちゃっう曲なんですよねー><
ふと気がつくと、「俺のせいで…甲子園に行けなかったぁ〜」と歌っていて困ってます
ストーリーはあるような…ないような感じなんですが、かなりめちゃくちゃな内容なんですよねー。
簡単にまとめると…
男(古田新太)は、高校時代に彼女(小泉今日子)が他校の生徒から性的暴行にあい、その報復をするために暴力事件をおこしてしまい、野球部は甲子園に出場することが叶わなかった。
その後すぐに彼女は男の息子を出産する。
しかし、その息子は家出をしてしまい、十数年音信不通…と思ったら、性転換して戻ってくる…。
野球部マネージャーの高校生の娘(高畑充希)は、これが愛のかたち! と言って、複数の部員と性的関係をもっている。
夫婦は、転居した地で、新しい店(チェーン店)を始めることになるが、そこに当時の野球部のキャプテン(田口トモロヲ)が客としてやってくることにより、様々な嫌がらせがはじまる。
その他にも、お店のアルバイトとして雇われた女(高田聖子)とそのヒモ(三宅弘城)、高校の野球部の顧問(山中崇)など、いろいろわけありの人々が登場します。
それぞれが少しずつ希望を見ようとするけど、背負ってるものが重すぎてハッピーエンドとは言えない…。
駄目過ぎていとおしくなるような人々の悲哀のお話です。
とにかく下ネタ連発だし、高畑充希ちゃんなんかは、よく事務所的にOKだったねーって驚くような役どころで、感想もどうやって書いたらいいのやら…って感じが正直なところ…^^;
キョンキョンは、セーラー服からアイドル衣装まで披露してくれて、なんだかとっても懐かしかったです
やっぱりキョンキョンはいくつになってもキョンキョンだね。可愛いねー。
歌が凄いので、タイトルをあげてみるとわかってもらえるかも…^^;
「俺のせいで甲子園に行けなかった」
「好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた」
「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」
「ひとり暮らしのホステスが初めて新聞とった」
「おみそしるあっためてのみなね」
「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏」 などなど
みんな全力で歌ってて、結構うまいのよねー
昭和っぽい感じのメロディにのせて歌われると、何だかフレーズが残るんだよね^^;
なんかやるせないから、観劇前に食べたイチゴケーキをupしておきます
このお芝居、見てられない…って思った人もいたんじゃないのかな!? と思ったら、やっぱりそういう人もいたみたいね…。
昭和の歌謡ショーって雰囲気があふれているそんなお芝居でした^^;