大阪旅行①♪ 通し狂言 妹背山婦女庭訓
この演目を通しで観るとなると、日帰りでは帰れません・・・><
でも、なかなか通しでやることもないかと思い、無理を言って1泊して、観に行ってきました~♪
朝が早かったので、飛行機では爆睡していて、気が付いたら大阪に到着していましたーー。
◆第1部 11時開演
初 段 小松原の段・蝦夷子館の段
二段目 猿沢池の段
三段目 太宰館の段・妹山背山の段
◆第2部 16時開演
二段目 鹿殺しの段・掛乞の段・万歳の段・芝六忠義の段
四段目 杉酒屋の段・道行恋苧環・鱶七上使の段・姫戻りの段・金殿の段
第1部は、大逆臣・蘇我入鹿の恐怖政治が行われる中、死に直面せざるを得ない恋人とその家族を取り巻く壮大な悲劇の物語です。
第2部は、入鹿政権に立ち向かう藤原鎌足・淡海親子の姿を軸に、その戦いの犠牲となる人々の姿が、大和の国の伝説を背景に描かれます。
多分有名なのは第1部の妹山背山の段だと思うんだけど、舞台が吉野川をはさんで妹山側と背山側に別れていて、それにあわせて、いつもは向って右側だけにある床が左右にあり、それぞれの大夫と三味線さんが座っています。
そしてすごいのが、4人の人間国宝の競演です!!
背山側の大夫は竹本住大夫。妹山側の大夫は竹本綱大夫。
雛鳥を遣うのが吉田簑助さん。定高を遣うのが吉田文雀さん。
また、竹本綱大夫の相三味線が息子の鶴沢清二郎さんで親子競演でした♪
この段のお話は、あまりに悲しい内容と人間国宝のさすがの舞台で、自然に物語に引き込まれてしまいます。
第2部は、たまたま前後にイビキをかいて、寝ているお客さんがいて・・・><
長ーーい演目だから気持ちはわかるけど・・・、特に後の音って気になるよね~。。。
でも、最後の金殿の段は、どこまで可哀想なんだーー!ってお三輪が可哀想なお話だったけど、大夫の迫力でイビキを忘れて物語に入り込めました・・・^^;
朝の11時から終わったのは夜の9時頃!
途中に休憩もたくさんあるけど、やっぱり疲れたーー!
食後に意識が朦朧としてた時もあったけど、観に来てよかったー♪