3D映画 天才スピヴェット
早速観に行ってきました〜♪
アメリ のジャン・ピエール・ジュネ監督が自身初の3D映画として、ラルフ・ラーセンの冒険小説 T・S・スピヴェット君 傑作集 を映画化したもの。
主人公の少年 スピヴェット がとっても可愛くて、切なくて…♡
思わずぎゅーーーっとしたくなる映画でした
米モンタナに暮らす10歳の少年スピヴェット(カイル・キャトレット)は、天才科学者!!
時代遅れなカウボーイの父(カラム・キース・レニー)と昆虫の研究に夢中な母(ヘレナ・ボナム・カータ)、アイドルになりたい姉(ニーアム・ウィルソン)という家族に、その才能を理解してもらえないものの日々実験と検証に夢中なスピヴェット。
ある日弟が事故で命を落としてしまう。
弟の死を避けるように家族がバラバラになっていく中、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになる。
受賞式でスピーチを行うため、家族に内緒で田舎町モンタナからワシントンD.C.まで一人旅に出る…。
子どもの冒険活劇なので、細かいことは気にしないで見るのがベスト!!
妄想を膨らませながら、子ども気分で一緒に冒険を楽しめます^^
でもそれだけではなくて、亡くした弟と家族の絆を描いているので、最後はジーンとしてしまいます。。。
家族の中では天才的な才能を理解してもらえない、どこにでもいる10歳の少年。
決心をして、一人ワシントンD.C.に向かうシーンではちょっとハラハラドキドキ。
もうこのあたりはどうしても母親目線になってしまって…^^;
冒険を楽しんでるところでは、子どもだと思っていたけど頼もしくみえて、ちょっぴり嬉しかったり、だんだん心細くなってきたあたりでは、飛んで行って抱きしめてあげたくなり、追いかけられて逃げる途中に負傷し、痛さを我慢している姿を見てると痛々しくて介抱してあげたくなったり…。
ほとんど親バカ状態で鑑賞している自分に笑えます
そんな旅の途中で出会う大人たちとの会話も楽しくて…。
やっぱり子どもには冒険が必要だわ〜なんて思ったりして…(笑)
授賞式のスピーチも子どもとは思えないくらい堂々としていて、スピーチライターに頼らず自分で考えたスピーチも大人顔負けで感動的!!
そして、その後のメディア対応もなかなかのもの…^^
でも、父と母が迎えにきてくれた時にみせる顔は、10歳の少年の顔なんですよねー。
悲しいのに泣くことができなかった孤独な少年がみせる笑顔
彼の繊細で豊かな表情にぐっと心をつかまれる映画でした。
主役を演じたカイルくん、役だけじゃなくて、本人も凄いんです!!
2002年のアメリカ生まれで、ロシア語、北京語の他6つの言語が操れ、武術にも秀でていて、3年連続で総合格闘技の世界チャンピオンを獲得しているそうです
うぅー、いつもでたっても語学が…と悩んでいる私とは大違い!!(笑)
そうそう、この映画は3Dだったのですが、ちょっと面白くて…。
スピヴェットの奇想天外なイマジネーションを具現化するものとして使われていたり、科学に関する説明が立体的に行われていたり…。
今までの3D映画とは異なる手法で面白かったです。
なので、アクションではありませんが、3Dで鑑賞するのをお勧めしまーす。